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Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む32歳ワーキングマザー。マメ(息子・3歳)、アズキ(娘・1歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

32歳を過ぎたら突然服が似合わなくなった。

こんにちは、ミユキ(名字)です。

 
松浦亜弥の初期の曲「オシャレ!」にこんなフレーズがあります。
最近少しは背が伸びたわ
洋服が似合わない

 

ファーストKISS

ファーストKISS

 

 

子どもっぽい服が不釣り合いになるほど大人びてきた少女。

 
「なんだか最近何を着てもちぐはぐな感じなのは背が伸びたからかなぁ?」
なんて思いながら、それだけでは説明がつかない居心地の悪さを感じている。
この歌の主人公は、自分が既に「子ども」ではなくなり「大人」への階段を上りはじめていることにうっすらと気付きつつも、まだ完全には成熟しきっていない心と身体の狭間で揺れ動いているのです。
 
 
 
 
 
 
最高じゃないすか。
 
 
 
 
 
少女から大人へと成長していくことに戸惑ってる女の子、最高じゃないすかー!!
 
 
その微妙な心の機微を「洋服が似合わない」というワンフレーズに表したつんくさんも天才じゃないすかー!!
 
 
 
 
いや、あのね、わたし今、加齢で洋服が似合わなくなってきて、崖っぷちに立たされてるんですよ。
あややの立場と事実は同じなのに意味合いが全く異なってて半泣きですよ。
 
 
というわけで前置きが長かったですが 、今回は「歳をとって服が似合わなくなること」について書いてみようと思います。
 

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photo by Petful
 

ショートパンツ・クライシス

気付いたのは、第二子アズキ(娘)を産んで半年ほど経った頃。
産前産後の体型変化による、着たい服を着られないストレスからようやく解放され、好きな服を着るぞー!とウキウキしていました。
私は昔からショートパンツやミニスカートが大好きで、それこそ20代までは「長い丈のボトムスを履いたら死ぬ」くらいの心持ちでした。
背が高くないので、短い丈の方が自分には似合っているとも思っていました。
だから、ショートパンツを履くことでやっと「自分らしさ」を出せる、そう思っていました。
 
が、いざ履いてみると...おかしい。
脚があらわになっていることに、とてつもない違和感。
ショートパンツって今は流行りじゃないのかな?と街中を見渡しましたが、普通に一定数の女の子が履いています。
私よりもっと短い丈の子もいますし、彼女達のコーディネートには特にいやらしさも不自然さもありません。
決してスタイルが良いとは言えない子でも、その子らしく自然に気持ちよく履きこなしています。
 
じゃあ私が履いた姿のこの違和感は何なんだろう…。
彼女達と私の違いって何なんだろう…。
 
 
 
あ、年齢だ…。
 
 
 
と、遅ればせながらここでようやく自覚したのです。
32歳はディッキーズのショートパンツなんて履いてはいけないのだと…。
 
 

30代は20代とは違う(当たり前)

「30代はいつまでも20代みたいな気持ちでいちゃダメ!」みたいな記事、雑誌でもネットでもよく見ます。
31歳までの私には、その主張がイマイチピンと来ませんでした。
「20代」だの「30代」だのカテゴライズしてるけど、歳ってなだらかに取っていくものであってここから30代!って明確に分かれるものじゃないし、って。
 
でもいざ「その時」を迎えると、そこには明確に境界線があることが分かりました。
今までは自分にぴったりだと思っていた、それなのになぜか今ではちぐはぐな印象しか感じない洋服達よ。
お前達の主人はもうかつての主人ではなくなったのだよ...。
 
私の場合はアズキ(娘)出産という分かりやすいきっかけがあったけれど、人によってそれは、シーズンの変わり目だったり、ふと街中で鏡を見た瞬間だったり、自分より歳下の女の子が職場にやって来た時だったり、様々なのだと思います。
 
 

加齢を受け止める

30代は、人生で初めて「老い」を実感するタイミングです。
これまでも肌のハリがなくなったとか夜通しカラオケできなくなったとか加齢を感じることはあったけれど、「とは言え、まだ取り返しはつく」という心の余裕があった気がします。
でも今回ショートパンツを履いた自分の前にやってきた「それ」は、厳然として目の前に立ちはだかり、こう言ってのけました。
「お前はもう若者ではないし、あの頃に戻ることもできない。」と。
 
これまで自分が認識していた世界が崩れ落ちてひっくり返るような感じがしました。
 
新卒2年目くらいの子と同じプロジェクトで働いてワイワイやってた時のこと。
ミユキちゃん今日も短パン?若いなー、と上司に言われた時のこと。
色々な場面がよみがえります。
 
加齢なんてこわくないと思っていたんです。
 
年齢を隠す女性ってダサい。
堂々と公表すればいい。
いつまでも元気で溌剌としていることで「とてもn歳には見えないね」と言われる事を目指していれば、年齢なんかにとらわれずに生きていられると思っていました。
 
でもそうじゃないんですね。
「とてもn歳には見えない」という言葉に裏がないのはそれこそ30くらいまでで、やがてその言葉には「年甲斐もなく若作りしてる」とか「歳だけ取って中身がない」という意味が込められるようになるのだと気付いたのです。
 
だから、
「n歳にはとても見えないミユキさん」
じゃなくて
「n歳らしく魅力的なミユキさん」
になりたい、と強く思うようになりました。
 
 
……そ、そ、その方がずっと難しー。
 
だってさー、「こうすれば20代っぽい」ってのは経験済みだから分かるけどさー、「こうすれば30代っぽい」ってのは未経験だから分からないじゃんよー。
 
 

クローゼットを見直せ!

とりあえずこの気づきを得たきっかけがショートパンツだったので、まずはファッションを見直すことにしました。
年齢にふさわしいかどうか、今の自分に合っているかという観点でクローゼットを改めて確認してみると(今までそんなこと考えたこともなかった!)、発見が色々ありました。
 
デザインも好きだし、着まわしもしやすくてお気に入りの服。でも32になってまだ着ていいのかな?とか。
可愛いけど会社には着ていけないし、休日子ども達と出かける時も動きづらいこの服は結局いつ着れるんだっけ。とか。
そう自問自答しながら、「今の自分じゃないな」と思った服は潔く別れを告げました。
 
そして反対に「じゃあ今の自分に合う服って?」と考えてみました。
 
例えばロングスカート。
足さばきがよく下着が見えにくくスニーカーでも合わせやすく、子連れのお出かけファッションのマストアイテムでありながら、私はずっと避けてきました。
でも思い切って買ってみたら「二児の母」という立場の今の自分にはしっくり馴染みました。
ママっぽい格好をすることでどんどん所帯じみるのではないかという不安もあったし、「二児の母とは思えないファッション」をすることこそが自分らしさなんだと思っていたけれど、そういうファッションと自分との間に知らず知らずのうちに乖離が起きていたんですね。
ママなんだからママらしくいることが一番自然でオシャレなんじゃないか?と、やっとそういう境地に達した感じです。
 
あとは、安い靴を履くのもやめることにしました。
子どもがいるからってフラットな靴ばかり履きたくないし、かと言って無理もできないし。
ぴったり足にフィットしてたくさん歩けるヒール。靴は本当に重要だなと、子どもが出来てから痛感します。
 
 

オシャレ!

さて、少なからず衝撃を受けたショートパンツ事件ではありましたが、実は自分にとっては希望ある未来が見えた気もしています。
 
私は、自分がオシャレでないことが長年強いコンプレックスでした。
「好きな服を着たい」「男ウケしたい」「女の子にオシャレと思われてこそ本当のオシャレだ」「個性を失いたくない」「トレンドも追いたい」「若く可愛らしく見られたい」「でもたまには大人っぽくも着こなしたい」...
と追う方向性は多すぎるし、服の選び方も合わせ方も分からない。
だからいつも変な格好になってしまう。
 
でも今は年齢や立場がファッションに明確な制約を与えることが分かり、かえって安心して服を選べます。
オシャレな人にとっては、あれもこれもと好きに服を選べないことは不幸なことかもしれませんが、オシャレでない自分にとっては、「この中から選びなさい」と言われるほうがずっと確度が高いです。
 
 
また、シンプルなシャツとか、タイトスカートとか、今までの自分に似合わなかったもの、「自分のテイストじゃないな」と思って素通りしてきたものも意外といけるなぁという発見もありました。
年齢の移り変わりとともにそんな「今の自分の服」を見つけていく楽しみがこれからはあるのかもしれません。
 
 
この辺のファッションへの考え方の整理は、最近読んだ「服を買うなら、捨てなさい」という本が最高に秀逸だったので、30以上の女性には強くおすすめします。
ショーパン衝撃を受けた直後にたまたまタイミングよく母から借りて、自分の状況にどハマりして感動でした。
やっぱり母は私のこと良く分かってます。

 

服を買うなら、捨てなさい

服を買うなら、捨てなさい

 

 

 

 

終わりに

懺悔しますが、先週ショートパンツ履いて出社しました。
 
 
 
 
 

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