Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

子どもの喘息が伝えようとしていること。

こんにちは、ミユキ(名字)です。


f:id:eightdays:20160320101001j:plain


3歳の息子マメは喘息持ちです。
3歳4ヶ月の時に初めて発作があり、その後2ヶ月に1度くらいの頻度で起きています。
決して高頻度ではないものの、私自身、小さい頃に喘息持ちだったので、発作の辛さは良く分かります。
遺伝したのは間違いないので、やっぱり申し訳なく思います。

先日も、前夜から咳が出がちだった中で保育園に登園させたところ、案の定午前中に電話がありました。
「ずっと咳き込んでいて元気もありません」
とのこと。

ただの咳で熱もない。
でも、喘息の発作は放置すればするほど回復に時間がかかります。
喘息持ちでない子なら、まぁしばらく様子を見ていてもらおう...となるところですが、
これは症状が軽いうちに対処した方がいいと判断し、すぐ迎えに行きました。

保育園に着くとマメはしおらしく床に座っていました。
それほど咳き込んでいるわけではありませんでした。
「お昼ごはんは全部食べたんですよ」と先生が教えてくれました。

でも、表情はとても寂しそうで、それはしんどいからだけじゃないという雰囲気がありました。
なんとなく勘付いていたことだけど、この子は私を待っていたんだ、と思いました。

そのままマメを背負って近くの小児科まで歩いて行きました。
咳はだいぶ落ち着いていて、自ら大きな口を開けて診察を受けました。
吸入は「おいしくない」と嫌がって外そうとしていたけれど、私と看護師さんの説得で何とか受け入れてくれました。

診察が終わったのは13時頃でした。
「お母さんお腹空いたから、ご飯食べに行くの付き合ってよ」と言って、近くのうどん屋さんへ行きました。
待合におもちゃがたくさん置いてあって、マメは魚つりのおもちゃを手に取って、座敷であれやこれやと喋りながら熱心に遊んでいました。
うどんの前に突き出しの小さなお茶菓子が出てきたのであげると、ニヤニヤしながら「あますぎるね」と言って大事に噛みしめていました。
結局うどんも少し食べて、デザートの羊羹も食べました。

店を出た後は、ふらふらと歩きながら、途中の公園で滑り台をしたり、解体工事を眺めながら大きな震動に2人でびっくりしたり、小学校の校庭で落ちている木を投げ合ったりして遊びました。


咳はどこに行ったんだよ、というくらいマメは元気でした。
そんなマメの姿を見て、喘息の発作はこの時間のために起きたんだなと感じていました。


アズキ(娘)が生まれて以来、3人や4人で過ごす時間と引き換えに、随分少なくなった私とマメとの2人だけの時間。
朝のほんのひと時とか、アズキが昼寝している間の30分とかではなくて、まるまる誰にも邪魔されない私たちのための時間。
マメに自覚はないのかもしれないけれど、そして私にも自覚はなかったけれど、私たちはお互いにこの時間を求めていたのだと思いました。


決して、喘息の発作というものがそういう心的要因だけで引き起こされると言いたいわけではありません。
愛の多寡と喘息にはなんの因果関係もありません。
でもマメが今回発作を起こしたのは、やっぱり「ママと触れ合っていたい」というシンプルで根源的な欲求が根っこにあったんじゃないかと思ったのです。
それは科学的に説明できることではなくて、夫に言ってもきっと「まぁそういうのもあるのかもね」と流されてしまうようなことだと思うけれど。


マメが嬉しそうにはしゃぐ姿を見て、私は自分の小さな頃のことを強く思い出しました。
お母さんと2人だけで過ごす時間が大好きだったなぁって。
学校がたまたま早く終わった日に家でお昼ごはんを食べたり、スーパーへ買い物に行ったり、そんな些細なことがお母さんと2人きりというだけで特別なものに感じられました。


必ずしもすべての親子関係が純粋な愛情だけで成立しているわけではなく、両者の間に歪みや嫉妬や恨みがあることも珍しくはありません。
けれど少なくとも私自身は「お母さん」との間にはシンプルな愛情と信頼の関係を築いてきました。というか、母が築いてくれました。
その幸せとこの上ない充足感を私はよく知っています。
だからこそ、同じ幸せを私からもマメに与えられれば最高だなと強く思っています。

そんなことをマメの喘息が伝えようとしてくれているのならば、私はこれからもマメの発作を大切に扱っていきたいし、いつか彼が大きくなって喘息が完治した後も、変わらず彼の発するサインに気付いてあげられる母親でいたいと思うのです。

難しいことかもしれないけど。

子どもが好き嫌いで食べない時は、擬人化&物語化が効く

こんにちは、ミユキ(名字)です。

 

先日夕食にごま豆乳鍋を食べていて、

「これ、おいしいけどちょっと甘いよね」

などと夫と話していたら、

「え!?どれ??どれあまいの??」

と異常に食いついてきたマメ(息子)です。

砂糖つぼを渡してそのまま舐めさせてもきっと喜んでペロペロするだろうなというくらい甘いもの大好き。

まぁ子どもってそういうもんですよね。

そういうもんだけど、偏食は困りますよね。

f:id:eightdays:20160217112410j:plain

photo by Scott Sherrill-Mixring

 

くだんのごま豆乳鍋にしても、お餅やうどんは率先して食べるのに、キノコいや〜、白菜いや〜(体クネクネ)、それでも「食べなさい」と言い続けていると最後にはアップウ〜と幼児退行する始末。

 

子どもの好き嫌いにどんな対応してますか?

こうやって子どもが好き嫌いを発動する時、皆さんどういう行動を取っていますか?

 

もうほんと、数限りなく色々な方法を皆さん試していると思いますが、私が思いつく(そして実際にやったことのある)行動としては以下のようなものがあります。

 

  1. 「その野菜食べたら、またおうどん入れてあげるよ!」と好きな食べ物で釣る
  2. 「マメに食べてもらいたくて、ママ頑張って作ったのにな...ウゥッ...」とマジ泣きする
  3. 「あ!もうパパ食べ終わってる!ママももうすぐおしまいだよ!はいパパとママの勝ち〜!」と競争心を煽る
  4. 「えーマメ食べないの?アズキちゃんは食べられるよね?わぁすごーい」と妹をダシにする
  5. 「お野菜食べないで、好きなものばっかり食べる子は大きくなれないんだよ。お野菜はマメを元気にしてくれるんだよ」と正攻法で説得する
  6. 「ほら食べて!はい、1〜2〜3〜」と急にカウントアップを始めて10までに食べなければいけない空気にする
  7. 「分かった食べないのね。お腹いっぱいなんだ。あ〜残念、今日はご飯の後にいいもの食べようと思ってたのにな〜お腹いっぱいじゃ食べられないよね〜」と食後デザートの存在を匂わせる
  8. 「好き嫌いする子、ママは好きじゃないよ」とぴしゃりと言い放つ
  9. 「マメはお野菜も食べられる子だよね。だってお兄ちゃんだもんね。ママ信じてるよ」と信頼という名のプレッシャーをかける
  10. 「どうしても食べないんだったらもういい。ごちそうさまして椅子下りて一人で遊んでなさい」と突き放す

 

小さな子を持つ親の皆さんなら、あ〜それウチもやる〜って感じだと思います。

でもこういうのってどれも、かなり成功率が低くないですか?

 

そこで我が家では擬人化&物語化です

何を言ってるんだ?と思われるでしょうが、こういうことです。

 

マメは絵本が大好きで、普段からおもちゃを擬人化したり、物語口調で遊んだりしている時があります。

(ミニカーを走らせながら「しょうぼうしゃが走ってきました。すると、ダンプカーにぶつかって、事故してしまいました。いたいよ〜!と言いました」等)

あ、面白いな〜と思って私も同じように物語口調で遊んでやると、結構喜んで食いついてくるんですよね。

 

 

これを応用するのです。

 

私「(マメの皿からお箸でにんじんをつまみ上げる)にんじんのにんちゃんが歩いていました。”トコトコトコ...マメくん、あたしのこと食べてくれるかしら..."」

マメ「(ニヤッ)」

私「"もしたべてくれなかったらどうしよう。こわいよう。えーんえーん"にんちゃんは泣いてしまって、歩くことができません。"でもおもいきって、いってみよう”にんちゃんはがんばってジャンプしました。"ぴょーん!マメくんのお口へとんでいけー!"」

マメ「(パクッ)へへへ〜。もういっか〜い」

私「"やった〜食べてくれた〜”とにんちゃん大喜び。すると今度は大根くんがやって来ました。"おいおい、おいらだってマメくんに食べてほしいぜ。よーしいっくぞ〜"ぴょーん、ぴょーん!そーれー」

マメ「えっへへへ〜(パクッ)」

 

 

どんだけ素直やねん!!子どもか!!(子どもです)

 

 

まぁ自分も幼少時に経験があるわけですが、嫌いな野菜がお皿の中に入ってるととんでもなく気分が憂鬱になるわけですよ。

まずそうだな〜、いやだな〜、食べたくないな〜という最悪のメンタリティに陥っているので、頑張って口に入れたところで、あ〜まずいまずい、食感も味もにおいもすべてが気持ち悪い!みたいになってしまう。

そんな野菜たちを擬人化することで、いやな雰囲気からちょっと不思議な絵本の世界にスイッチすることができる。

嫌いな野菜が親しみやすく可愛いキャラクターに変わる。

 

「ほら〜、にんじんさんが食べてほしいよ〜って泣いてるよ」くらいは言ったことのある方も多いと思うのですが、

是非もう一歩踏み込んで、本格的な物語を語り尽くしてみてください。

 

 

さて、個人的にこの方法が気に入っているのは、成功率がほぼ百発百中であることに加えて、やっている自分も楽しめるということです。

この白菜はどんなキャラにしようかな〜とか、この豆腐はにんじんの上に乗せておんぶしている設定にしようかな〜とか、そんなことを考えながらお話を作っていると自分も楽しいんです。

モノで釣ったり軽く脅したりするのはやっぱり後ろめたい気持ちになりますよね…。

なのでこの方法は親の良心にも優しいのです。

 

効く効かないには個人差があると思いますが、子どもの好き嫌いに悩んでいるお父さんお母さんはぜひ一度試してみてください。

 

そしてうまくいったらぜひ教えてください〜!

 

 

 

こちらも合わせてどうぞ。 

eightdays.hatenablog.com

eightdays.hatenablog.com

eightdays.hatenablog.com

 

渋谷のキッズ専用ボルダリングスタジオPEKID'Sが楽しかったし、子連れランチもできた。

こんにちは、ミユキ(名字)です。

色々あって今は北陸在住ですが、半年前までは渋谷で働いていて家もそこそこ近かったので、渋谷はわりとなじみ深い街です。
渋谷に行けば大体何でもあるしとにかく便利なところ。
しかし決定的に欠けているのが、
そう、「子どもの遊べる場所」です。
 

渋谷は子連れに厳しい街!

まぁ、子どもの遊べる場所なんかある訳ないですよね、渋谷に。
唯一まともに遊べる施設だった「子どもの城」も閉館してしまいました。
(子どもの城も絶妙に駅から遠くて不便だったし...)
 
そもそも渋谷のような人混み地獄に子連れで乗り込むこと自体が無茶なのですが、とは言え都会に住んでいて子連れで誰かと会うような機会には、色々な面で都合のいい渋谷が自然と候補に挙がってきます。
特に我が家には車がなく、私はそもそも運転もできないので、電車で行ける場所にしか行けないのです。
 
ネットで調べると「ヒカリエは子連れにやさしい」なんて言われたりしていますが、それってあくまで親の用事に連れて行ってもゴネない1歳児くらいまでの話ですよね。
私の会社のオフィスはまさにヒカリエだったのですが、あんなクッソオシャレなキラキラスポットに子連れで行くなんてありえないです、マジで。
 
 

キッズ専門ボルダリングスタジオPEKID'S

どこか渋谷に3歳児を満足させられる場所はないのかー!
と探して見つけたのが、こちらの「PEKID'S(ペキッズ)」という子ども専用ボルダリングスタジオです。
宮下公園すぐそば、宮益坂下から徒歩3〜4分、明治通り沿い、というスーパー好立地です。
 
f:id:eightdays:20151203125140j:plain

 

屋内で気軽に楽しめるクライミングであるボルダリング

私も何度かやったことがありますが、子ども専用スタジオがあるとは知りませんでした。

対象年齢は3歳〜小学生。

0〜2歳の子向けのプレイゾーンもあるとのことで、早速マメ(息子3歳)とアズキ(娘1歳)を連れて行ってみました。

(※行ったのは2015年12月です。)

 

初回登録料は500円。利用料は1日1500円(時間制限なし、出入り自由)で上履きは貸してもらえます。

子ども専用ですが、17:00〜は大人1000円で親子参加も可能だそうです。

3歳児、初めてのボルダリング

この日は平日だったので他にお客さんはいませんでした。

マメは、初めて見るボルダリングスタジオのカラフルな内装に「何か楽しいことができそうだ」と分かったみたいではしゃいでいました。

スタッフのお兄さんが最初にスタジオの利用ルールを教えてくれます。

走らない、一つの壁には一人しか登らない、等々。

 

さていよいよ登り方もレクチャーしてもらいます。

ボルダリングにはコースが設定されており、好きなホールド(壁についた突起物)を自由に掴んでいいわけではありません。

「まずはこの「アンパンマン」のコースにしよっか」とアンパンマンの絵が描かれたシールの貼ってあるホールドを指定されましたが、マメにはいまいち意味が理解できないようで、手当たり次第にホールドを掴んでしまいます。

そりゃまぁ子どもにしてみれば、なぜ好きなやつに掴まっちゃいけないんだって感じでしょうね...。

 

更にビビり症のマメは2〜3個登ったところで早くも

「おりる〜。ママ抱っこ〜」

と救助を要請。

f:id:eightdays:20151203123906j:plain

「だ〜いじょうぶ、上手だよ!いけるよ!」

と励ますも効果なし。

「それじゃ一旦降りようか」とお兄さんが促すも、降りるのも怖い。

すっかり萎縮したマメは壁にひっついたままフリーズしてしまいました。

 

しかしお兄さんも付いているし、ここで安易に手を貸してはならんと私は言葉での励ましのみを続行。

できないよう〜!できるよ〜!と散々揉めながらもなんとかかんとか降りてきた後は、登る気をなくしてしばしマットの上でゴロゴロしたり、赤ちゃんゾーンのおもちゃで遊んだり。

お兄さんは自分が実演してみせたり、「そこは赤ちゃんの遊ぶところだよ、カッコ悪いよ」とハッパをかけたりしてくれましたが...。

ただ、こういう時に無理強いすると余計に嫌がるのは分かっているので、特に何も言わずに遊ばせ、私はお兄さんと雑談をしたりして様子を見ていました。

 

やがてまた登ろうというそぶりを見せ始めたので、ボルダリング再開。

気持ちの準備ができたのか、今度はすんなりと登ることができました。

コースは無視だけど、3歳初挑戦としてはなかなかじゃないか?

 

 

この後も何度か登って、最後はジュースも飲んでご満悦でした。

(ジュースも一杯無料で飲めました)

 

当日の1日スケジュール 

ちなみにこの日は午後から友人とランチの予定でした。
そこで、11時頃にボルダリングスタジオに向かい、1時間半ほどボルダリングをしてから13時に友人と集合しました。
ランチの場所はスタジオから徒歩1分のヒューマントラストシネマ1階「グロリアスチェーンカフェ」。
落ち着いた雰囲気でソファ席もあり、こちらも子連れで行きやすいお店でした。
エッグベネディクトとフライドポテトのセットを注文したので、マメもアズキもパクパク食べておりました。
f:id:eightdays:20160215120219j:image
さらに全身運動で疲れたマメはやがて母の膝でお昼寝タイムへ...。
おかげでゆっくり友人と会話できました。
(アズキはハッスルしてたけどね...)
 
マメがお昼寝から起きたところで友人とお別れ。
帰りは、母の用事に付き合ってくれたお礼として東口ビックカメラのおもちゃコーナーでトミカを一台買ってやりました。
 
 
 
というわけで、渋谷のど真ん中で子連れランチも実現できたし、マメもきちんと遊ばせてあげられたし、なかなか満足度の高いお出かけでした。
渋谷で子連れランチを検討中の方におすすめです。
 
 
 

子ども専用ボルダリングスタジオ「PEKID'S」はこちら。

What's PEKID'S | Bouldering studio PEKIPEKI

 

グロリアスチェーンカフェはこちら。 

www.diesel.co.jp

 

 

 

こちらの記事もおすすめです。

eightdays.hatenablog.com 

eightdays.hatenablog.com