Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

子ども育てるの楽しいよ

コンビニ店長(私の中では中村橋さん)が子どもを持つ事についてエントリを書いていました。

子供が増えるとか減るとかの話 - 24時間残念営業


元々やまもといちろう氏の以下の記事に対しての意見という形で書かれております。

日本の出生率を上げようよ、平たく言うと子供生もうよ(山本 一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

昨今の少子化問題について、二児の父であり現在第三子妊娠中となるやまもと氏が、平たく言えば「みんな子ども作ってみるといいよ」とおっしゃっている。
それに対して、コンビニ店長は、子どもを作らないという選択をされた立場からの意見を述べている。
そして店長自身は子どもを作らないという選択をしたけれど、決してやまもと氏や子作りについて否定的な訳ではない。
こう述べていらっしゃいます。

 いやー、人間は自分と、自分の半径数メートルの幸福のためにしか動かないでしょ。俺はこの件に関してネガティブな意見しか言えないけど、現に子供がいて、そのことが幸福であり、その幸福の輪を少しでも広げてもいいと思うような人は、もっとその幸福について、だれにでも伝わるようなやりかたで拡散でもしたほうがいいです。その意味でリンク先の方が「楽しいですよ、子育て」と文章を結んでるのは、俺はいいんじゃないかなーと思いました。

 ま、人間、人の幸福なんざ見習う気にもなれないもんですけど、そのカケラを捕まえかけたときに「ああ、これがあの人の言ってたことか」と思えるきっかけくらいにはなるんじゃないでしょうか。


そうなんですよね。
今子どもを持った立場として、本当に心から思う。「楽しいですよ、子育て」。
産む前は、もうとかく、ネガティブな面しか見えないです。そりゃまあ子育ては楽しいだろうけど、大変な事の方が数万倍多そう。
結婚は勢いとか言うけれど、妊娠だってある意味勢いじゃないとできない。
現実的な問題とか不安を考え出したらとても子ども産もうなんて思えなかったでしょう。
実際、私も姉に「自分以外の他人に対して取り返しのつかない事をしてしまうかもしれない、そんな重大責任の伴う事を私はとても出来ない」というような事を言われた事があります。

とは言いつつも、うちの場合は夫婦とも子どもを欲しいという思いはあった事、夫婦とも比較的良い家庭環境で育っていて「家族」というものにポジティブな姿勢であった事、私の職場の育休制度がしっかりしていた事、私の母が近くに住んでいる事など、プラスの要因が多く、子どもを持つ環境には恵まれていたと思います。

そして今子どもが産まれて、もう本当に、こんなに子どもがいて幸せになるものなのかと、しみじみ思います。

しかしまた残念ながら(なのかどうか分からないけれど)、この気持ちは、子どもを持たない事には想像もできないような感情だとも思います。

店長がおっしゃるように、子どもを持つ事の幸せを周囲に説いて回りたいほど、日々幸せです。
でも一方で、子どもを持たない人々にとって、子持ちが振りまく幸せオーラのうっとおしさもよく知っています。
(他ならぬ自分がそうでした)

Facebookの我が子可愛いポスト、「××mama@...」みたいなアドレスへの変更、携帯の待受画面の子ども画像。
本人が幸せなのはよく伝わってくるけど、何となく宗教にハマって周りが見えなくなってる人みたいな気持ち悪さがある。

だって人の子って可愛くないんだもん。

アイドルに心酔しているとかならまだ、そのアイドルが可愛ければ納得できる訳ですが、何せ人の子は他人から見ると可愛くない。
例えるなら、おっさん教祖を崇め奉ってる新興宗教の信者を見ている時のようなヤバさを感じ取ってしまう訳です。

そういうヤバさを感じさせないようにしつつ、子どもを産む事のポジティブなイメージを周囲に伝播させるにはどうしたら良いのでしょうね。
やっぱり、なかなか難しいもんです。



とか何とか言いつつ明日から遂に保育園。
激戦区と言われる土地に住んでいながら、どうにか認可保育所への入所が叶いました。
がんばるぞー。