Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

ストレスを溜めたくないなら我慢なんかするな

こんにちは、寒い日が続いていますね。
先週の大雪の時、フォトジェニックな絵が撮れるぞと思いマメ(息子)を雪上にぽしょんと置いたら号泣されました。


突然ですが、そろそろペンネームを決めようかと思ってたので、以後ミユキと名乗ります。
ミユキは姓です。
家族から名前借りて今適当に付けました。
よろしくお願いします。


さて、マメもまだそれほど手のかからない年頃とは言え、当然自分で自分のことが出来る訳でもなく、一人でお留守番なんてもちろん無理。
なので当たり前ですが、保育園にいない間は親が付いていなければなりません。

でも、私も夫も飲むのが好き。
友達と会うのも好き。
色々やりたいこともある。
そういう時は、我慢せずにお互いにしたい事を言い合って、どちらかがマメの面倒を見るよう都合を付けるようにしてます。


そもそもこういう話が出たのはまだ私が育休中のこと。

夫がある日突然
「ミユキさんもっと飲み会とか行って来ていいよ」
と言いました。

その発話に前後の脈絡がなかったので、
「それは、自分が行きたいけど私を置いては行きづらいってこと?ひょっとして我慢してるんですか?」
と聞き返すと、
特に今は我慢してる訳ではないが、お互いもっと色々したい事をした方がいいと思ってる、と言われました。


「家庭を持ったら守りに入りがちで、家庭がすべての中心になるっていうのは良くない事だと思うんだよね。
そういうのを防ぐために積極的に飲み会とか行った方がいいと思う」


何かね、これ世間的には
「は?お互いのためとか言ってるけど、それ単にテメーが飲みに行きたいだけだろ?」
って妻がブチ切れる案件になりそうだと思うんですけど、
まぁ私自身が遊びたい人間なだけに全然そうならなくて、そうだね、そうすべきだね、って話になりました。


とは言え、それでも時短勤務を選んでいる私の方が身動き取りづらいわけで、
夫は飲みに行くと宣言すればそれでおしまいですが、
私は、夫が保育園にお迎えに行けるくらい早く帰ってこれるように夫会社に調整してもらうとか、それが無理なら実母にお迎えに行ってもらうとか、もろもろ根回しが必要になります。


それでも私が不公平感を感じない大きな理由のひとつは、夫は有言実行する人間なので、私が飲みに行きたいと言えば本当に代わりに子どもの世話をやりきってくれると分かっているから。
まず頼めば断らないし、嫌味も愚痴も言わないし、いざ当日になってやっぱり仕事が忙しくてムリとか言ってこない。
もちろん、恩着せがましい態度もない。

だから、良心の呵責を感じたり、口ばっかりじゃんかと不信を抱いたりもなく、今のところ上手くいってます。

ちなみに飲みに行く頻度は、夫の方はだいたい月に2回くらいで、私が3ヶ月に2回くらいではないかと思います。
ただ先月から私は週に1度の運動(ちょっと特殊なスポーツなので、専用の施設に行かねばなりません)を始めたので、今後はもっと頻度は上がりそう。
その分夫もどんどん飲みに行ってくれればと思います。



さて、こういうのって、親は好き勝手遊んで子どもが可哀想と思う人もいるのでしょうか。
あるいは、「親として」罪悪感をおぼえる、なんて人もいるかもしれません。

でも私としては、そんなのバカバカしいなと。
マメを一人にする訳ではないし、家にこもる母親がストレスを溜めて父親に冷たく当たるといった様子を見せる(感じさせる)方がよほど良くないと思うので、良しとしています。

私たち夫婦は多分一般的に見て異常に仲が良くて、マメが産まれるまでは一度も喧嘩をしたことがなかったくらいですが、
そんな私たちでさえ、マメ出産後は、一二度険悪なムードになることがありました。
発端は必ず私で、些細な事で私がイライラして小言を言う。
夫は特に何も反論せず従ってくれるのですが、重なると「何でそんなに最近イライラしてるの」と言ってくる。
私からすれば
「イライラの原因はお前だろうが!」
と思う訳ですが、じゃあ何でそのイライラ頻度が上がってるのかというと、やっぱりマメがいるからなんですよね。
脳内キャパシティが育児家事仕事と細かいタスクで埋まっているせいで、
以前は空きメモリで処理できていたレベルの小さな不満がどんどん溢れてしまう。
でも夫からすれば、いきなり私が細かいことにネチネチ言い出すから、何なんだよと思いますよね。
それってやっぱり健全な状態じゃないなと思います。
そんな光景をマメに見せたくない。
両親が険悪な雰囲気だなんて、子どもは絶対嫌なんですよ。


たいへんな余談ですが、私の両親は私が高校生の時に半別居、その後離婚しました。
半別居時代というのは、半分は母実家、半分は自宅で暮らす生活だったのですが、自宅での夕飯が何より辛い時間だったのを覚えています。
一言も会話を交わさない両親と三人で囲む気詰まりな食卓。
少しでも雰囲気を明るくしようと、学校での出来事などを一生懸命話したものです。
私より先に父が帰宅していることが分かった時は、家の中の空気を想像してため息をつき、玄関前で「よし、テンション上げて明るくいくぞ!」と気合いを入れてから扉を開けていました。

マメにはそんな気遣いさせないで、パパママ仲良し〜大好き〜って喜んでてほしいです。


前にも書いたけれど、私たち夫婦は家族のために個を犠牲にはしたくない。
それぞれが自由に生きて、その上で愛し合えたら最高だなと思います。
そして、そっちの方が、多分よっぽど難しい。