妊娠9カ月だけどブラジリアンワックス脱毛で人生初のパイパンになった話
こんにちは、ミユキ(名字)です。
今回は刺激的なタイトルでぶっこんでみます。
唐突ですが皆さんアンダーヘアの処理ってどうしていますか?
日本では形を整えたり、まして無毛にするというのはかなり珍しいと思います。「毛が無い」なんて言ったら、変わり者だとか、下手したら特殊な性癖の持ち主だとか思われてしまいかねないくらいです。
でも、そう捉えるのは日本人だけで、海外では無毛いわゆるパイパンは常識というかエチケットらしいですね。
※ちなみにパイパンって単語にはちょっと下品な響きがありますが、海外ではハイジニーナと言います。
日本人のアンダーヘア観は外国人と大きくズレている
こちらの記事では
「日本人は総じて綺麗好きなのに、アソコの毛に無頓着であることが、不思議で仕方ない」(スペイン人・30代)
などの意見が紹介されており、外国人男性の意見をまとめると、日本女性のアンダーヘアに対しては以下のような感想を持つようです。
1、ウデやワキ毛などの産毛がふさふさであっても、気にならない
2、ただし自由奔放なアンダーヘアーはエチケット違反
3、放置は不潔である(断言)
4、生えているというだけで匂いが臭そうに感じる
5、黒くて縮れた毛は、見慣れていない人種にとってはかなりグロテスク
……という結果に。
アメリカ人男性曰く「下の毛が生えてるってさ、笑った時に歯クソがついているのと同じくらい男的にはドン引きするんだよね。」とのこと。
日本人がやたら気にする腕やワキの毛は別に気にならないが、アンダーヘア無処理はあり得ない、という結果。
そこまで毛がダメだなんて…(驚愕)。
でも、パイパンはちょっと…
さてそんな海外事情は知っていたものの、実は私、以下のような理由でアンダーヘアの完全処理に対して否定的でした。
- 幼児性を喚起させることの気持ち悪さ(ロリコン趣味っぽい)
- 本来あるべきものがないことの不安(スキンヘッドにも同じ不安を感じます)
- 処理が面倒、難しい、痛い
そもそも誰に見せる部分でもなし。
そして唯一見せる相手であるところの夫にも過去何度か確認してみたこともありますが、夫からは
「特に気にならない。処理したければしてもいいが、しなくてもいい」
というニュートラルな回答を得ていたため、それならばと、これまで無処理でやってきました。
突然の無毛欲
が、この夏友人がTwitterでハイジニーナデビューした旨をつぶやいているのを目にして、突如パイパン熱が急上昇。
ちょうど自分が産休に入るタイミングで、出産までにやれる事は何でもやっておこうという意気込みでいたせいだと思うのですが、それにしても唐突な方向に熱意が向いたもんです。
とにかく無性に無毛欲が高まる私。
一応夫にも
「夫さん、私パイパンになってもいいですか?」
と確認。
夫は(突然何言い出すんだこいつ)という表情を浮かべつつも「ミユキさんがやりたいならやればいいよ」とのこと。
「ほんとに?マジでやりますよ?実際見たら引いたりしません?」
「それは実際見てみないと分からないよね」
Oh!引かれたらどうしよう!
まぁいっか、どうせ妊娠中でセックスもしてくれないんだし関係ないよね!*1
ということで実施決定。
「妊婦脱毛おことわり」の壁
さて、友人はサロンでブラジリアンワックス脱毛をしたとのこと。
ブラジリアンワックス脱毛とは、専用のワックスを塗って乾かしてベリッと剥がす脱毛方法。
サロン脱毛と言うと永久脱毛のイメージが強いですが、これは普通の脱毛なので、放置すればまた生えてくるし手軽で安価。パイパントライアルとしては敷居が低いです。
さて、「ブラジリアンワックス ○○(地域名)」でググッたサロンから良さげなお店を選び、ウェブサイトのFAQを確認していると、
「妊娠中の方は施術をおことわりしております」
という一文を発見。なんだと!?
他のサロンのウェブサイトもいくつか確認してみましたが、どこも「妊婦おことわり」の一文が入っています。
妊娠中は肌が敏感になっていたり、たとえば緊張でお腹が張ってしまうなどの影響があったりするからでしょう。
どうしよう、妊娠9カ月のお腹は明らかにごまかせない…。
とりあえず、気になったサロンにメールで問い合わせてみたところ、
「基本的にはお断りしていますが、主治医にご相談の上許可を頂いてくだされば施術いたします」
との回答をいただきました。
主治医にご相談…。
いやいやいや…。
さすがの私も夫に聞いた時のように
「先生、私パイパンになってもいいですか?」
なんて気軽には聞けないよ。どんな罰ゲームだよ。
仕方ない!自己責任だ!主治医の許可は取ったことにしよう!
という訳でブラジリアンワックス脱毛やってもらいました
今回利用したお店はこちら。
LINE予約ができるという手軽さ、さらにLINE予約なら初回割引があるということで選びました。
VIOライン7950円→5000円です。
お店は、渋谷駅から徒歩数分の雑居ビルの一室。とても小さなサロンです。
ドアを開けるまでは不安でしたが、開けてすぐの待合室が可愛い雰囲気だったので一安心。

スタッフのお姉さんから簡単なカルテを渡されて記入し、その後施術室へ案内されました。
部屋は二つありましたが、その日はスタッフも一人なのでもう一部屋は空いていて、お客は私のみ。
タオル地のガウンに着替えてベッドに横たわるよう指示され、お姉さんは一旦部屋の外へ。
服や下着を脱ぎ、置いてあったウェットティッシュで丁寧に施術部を拭いておきました…。
しばらくするとお姉さんが戻ってきて、早速施術開始。
ワックスや器材の準備をしながら色々と説明してくれました。
「ワックスが熱いと感じるかも知れませんが、熱すぎたら調節するのでおっしゃってくださいね」
と言われ、ガウンをまくって、まずはVラインにハケのようなものでワックスを塗りつけていきます。
ワックスはねっとりと蜂蜜のような感触。
そして確かに熱い!結構熱い!
耐えられないほどでもないけど、一応伝えると少し温度を下げてくれました。
脱毛作業は、ワックスを塗り→シートのようなもので上から押さえ→乾かし→剥がす、という作業の地道な繰り返しです。
パックのようにベターッと広範囲に塗って乾かして一気に剥がすのかと思っていましたが、何度も何度も細かく塗っては剥がしてを繰り返します。
乾かすのも一瞬で、何かウチワ的なものでパタパタとあおいだと思ったらすぐにベリッと剥がしていきます。
この剥がす工程、結構痛いです。
思わず飛び上がりたくなるくらいだけど、「もう勘弁、耐えられない!」という一歩手前、ギブアップするまではいかないギリギリラインです。
無言でベリベリに耐えているのは辛いので、気を紛らわすためにお姉さんと雑談しました。
- 痛みの感じ方はかなり個人差がある。全然痛がらず施術中に寝てしまう猛者もいるらしい。(無理!)
- 男性のお客様も少ないがいらっしゃる。男性の方が毛の範囲や量が多く大変とのこと。また、男性の方が痛がりだそう。
- ワックス脱毛は自分でもできるけれど、痛みに躊躇してしまうのでかえって痛いとか。他人に思い切りよくやってもらった方がいいらしい。
こんな会話をしつつも時々「いたっ」と言ってしまったり思わず身をよじってしまったりしていた私ですが、お姉さんは特に謝ったり手を止めたりもせず粛々と作業を続行します。謝ったところで痛いのはどうしようもないし、いちいち気にしていては作業にならないからでしょう。
おかげでかえって気兼ねなく痛がることができました(笑)。
お姉さんは、ごく普通に友人と会話するようなリラックスした雰囲気で会話をしてくれたので、この非日常な体験のまっただ中でありつつ、落ち着いていられました。
15~20分ほどかけてVラインが一通り終わるとIラインへ。仰向けから横向きになって、上側の脚を立てます。
陰部は完全に丸見えで、更に足元のスポットライトでガンガンに照らされているのでもう恥ずかしいどころの騒ぎではありませんが、ここまで来れば開き直るしかありません。
VよりIの方が肌質がナイーブそうなのでもっと痛いのではないかと怯えていましたが、意外にもVより痛みは少なかったです。範囲も毛量も少ないので、左右10分足らずで終了。
最後はOラインです。本来はうつ伏せ寝になるようですが、妊婦の私には無理なので横向きのままでお願いしました。Oは5分も立たずにすぐ終了でした。
最後にもう一度Vラインに戻り、細かい仕上げ。ワックスで取り切れない部分はピンセットで抜いて、徹底的にやり尽くしてくれました。
こうして、痛さで変な汗をかきつつも、30分ほどで無事に全工程終了。
ヒリヒリするVラインにそっと手をやると…ない…!確かにあったやつがない!
「ご自身で仕上がりを確認していただいて、何かあればおっしゃってください」と言い残し、お姉さんは退室。
さて、ではいよいよこの目で確認してみよう…と言いたいところですが…。
お腹が大きすぎて見えなかった…。
お腹の横から回り込むように顔を覗きこませて見てみると、ああ、確かに何もかもがなくなっている。改めて触ってみても、すんごいつるつる。
狭いベッドの上ではそれ以上複雑な体勢が取れないので、とりあえずこれで確認OKとしました。
着替えて部屋を出て、お支払いを済ませて無事終了しました。
脱毛後はやはりヒリヒリして、翌日は赤くなっていました。
しっかり保湿してくださいとのことだったので、ワセリンを塗っておいたらすぐ治りました。
パイパンになってみた感想
1.グロテスク!
正直最初は自分の現実を受け入れられませんでした…。
今まで毛で覆われていることで何となくあやふやにしていた場所が白日の下にさらされ、どうごまかしも効かない状態になり、「ここってこんなに生々しかったんだ…」という衝撃。
海外無修正ポルノとかを見慣れている男性なら逆に免疫があるのかもしれませんが、こちとら成人女性の無毛の陰部など今まで目にした事がないので、そのアピアランスに対するショックは相当なものでした。
こんなの見たら夫絶対ドン引きする…と思ってちょっと後悔しましたが、きっと夫は海外無修正で見慣れてるから平気だろう!と自分に言い聞かせました。
2.柔らかい…!
なぜか分かりませんが、毛がないと、すごく柔らかく感じます。二の腕の内側くらいのぷにぷに感があります。
逆に二の腕にもっさり毛が生えてたら柔らかく感じないんだろうなとか無意味な事を考えました。
3.汗が気になる
不思議なことに、毛がある時よりない時の方が、陰部の汗を感じやすくなりました。かいた汗が直接肌や下着に触れるからでしょうか。そのため、トイレのたびに丁寧に汗を拭くようになりました。
でもこれって、毛がある時は、汗をかいても気になっていなかったということなので、今まで不衛生だったんだなぁ…と思います。
4.どんな体勢を取っても「はみ出てる」不安が一切ない
結局はこれに尽きますね。
夏なので家族でプールに行ったのですが、どんな体勢になっても全然気にならない。
これまで水着を着る時と言えば、一応事前に処理はしても、ひょっとしてはみ出ているんじゃないか?としょっちゅう不安でした。(女性ならこの気持ち分かりますよね!)
同様の理由で、今までは下着姿も極力夫には見られたくなかったのですが、何も出ていない安心感のおかげで見られても平気になりました。(いや、積極的に見せないけど)
5.産後の患部ケアが楽!
これは思わぬ副産物だったのですが。
出産時に会陰切開→縫合すると、最初の数日まともに椅子に座れないほど、その後も2〜3週間は縫合跡が痛いです。
とは言っても、悪露(産後に子宮から排出される経血のような分泌物。1ヶ月位続く)も出るので触らずにおくわけにもいかず、こまめに清潔にしておかねばなりません。
ちょっと触るのも痛く、紙で拭くとかシャワーをあてるとかなんて怖くてできないほどデリケートになっている陰部の清拭はとても憂鬱な作業です。
これが、毛がないことで、傷跡の確認もしやすいし、悪露も拭きとりやすいし、毛に汚れがつかないし、相当不快感を減らすことができました。
パイパンの妻を見た夫の感想
…聞けませんでした!て言うかしばらく見せられませんでした!
「うわ、これはないわ」って思われるのが恐くて…。
でもまぁ、しばらくしてからちょっと見せてみたところ「おぉ~。マジで毛、ないね~」くらいの感想を頂きました。
実際のところどう思っていたのかは分かりません。
後日談
さて感動の初体験から早2か月が経過しました。
サロンのお姉さんからは、だいたい1ヶ月半で毛が生えそろって元に戻ると言われていました。
実際のところは、毛は生えそろったもののまだ短いので、脱毛前と比べるとまだまだすっきりしています。
1回の脱毛でこれだけ長い間効果?恩恵?を受けられるなら安いものかなと思います。
一度脱毛してしまうと、元の伸ばし放題に戻すのはちょっと抵抗が出てきてしまいました。
という訳で今後もちょくちょく脱毛は続けようかなと。
痛いんだけどね…。
でも出産と同じで、行くまでは痛み忘れてるんだよね。
できるだけニワトリ脳を維持して、また行ってみようと思います。
Twitterもやってるんやで。
授乳してるとめちゃくちゃお腹空くじゃないですか。
平気で2〜3人前食べられるけど、これって赤ちゃんが飲む量を優に超えた養分摂取なわけで、何でこんなに食べたくなるのか不思議だったんですけど、もしかして母乳生成は身体にとっておそろしく燃費が悪い作業なのかなと思い至りました。
— ミユキ@EightDaysAWeek (@miyuki8d) October 16, 2014
*1:詳しくはこちらの記事をご参照ください→
妊娠中に夫がセックスしてくれなかったので産後に地味な復讐をした話 - Eight Days A Week - 働く母は週8日営業