ママのこと好きじゃない
こんにちは、ミユキ(名字)です。
今日、マメ(息子)と二人で床に就いた時の会話です。
なんだかんだと話をした後、
「マメ、大好きだよ」
という一言で会話を締めて眠ろうとした時のことでした。
「 マメ、すきじゃない」
「ん?」
「すきじゃないよ」
「マメはママのこと好きじゃないの?」
「うん」
「そうなんだ。でもママはマメのこと好きだよ」
「あのね、マメね、パパがいいの。パパのことすきなの。パパと、ケイティ(※私の母)と、くまさん(※私の母の夫)すきだけど、ママすきじゃないの」
「え〜、そうなの?……ママがマメのこと叩いたから?」
「うん」
実はその20分程前、寝具を整えている時に死角から突然転がってタックルしてきたマメに対して咄嗟に腹が立って「何するの!」とお腹を叩いてしまったのです。
その直前までやたらとテンションが高くて暴れ気味だったマメは突然シュンとなっていました。
そうか、やっぱり傷付いていたんだ…。
「マメ、叩いてごめんね。叩くのはダメだよね」
「うん」
「でもママね、マメがドンって蹴ったから痛くて嫌だったの。今度から蹴らないでね」
「うん」
………。
「あのね、マメね、ママのことすきじゃないの」
あれ?やっぱりまだ許してくれてない?
「マメね、でんぐりがえりしたかったの」
「あ!そうだったの。でんぐり返ししたかったんだね」
「ぶつかっちゃったの」
「ぶつかっちゃったんだね。でんぐり返ししたらぶつかっちゃっただけだから、ワザと蹴ったんじゃないんだよね」
「うん」
「そっか。じゃあ仕方ないね」
「うん」
「でもでんぐり返しはひろーいところでやるといいかもね、狭いところはぶつかっちゃうから。ほらそっちのケイティのお布団とかね」
「あっち?」
「そうそう。そっか、ワザとじゃないのに怒って叩いてごめん。痛かったね」
「ごめんねは?」
「ごめんね」
「うん、いいよ」
「笑」
「ヨシヨシは?」(←アズキ(娘)に乱暴した時マメにさせてる)
「(マメのお腹を撫でて)ヨシヨシ。まだ痛い?」
「うん…」
「そっか、ごめんね、痛かったね」
「ここ(腕)もヨシヨシして?」
「(ん?)ヨシヨシ」
「ゲホッ!ゲホッ!」
「ん、大丈夫?」
「ママがたたいたから、せき出ちゃったの」
「(……)そうなんだ、ヨシヨシ、もう平気かな?」
「ゲホッ!」
「……」
「オマエ、咳は関係ないだろーがー!」(全身こちょこちょ)
「ギャッフフフフフフ!」
「当たり屋か!」
いや、叩いたのは悪かったんですが、関係ない事まで謝罪させようとするところにしたたかさを感じました。
あ、最後は無事に「ママのことすき」と言ってもらえました。
よかったです。
でも本当に、こういうちょっとしたコトでも子どもは傷付いているのだと改めて気付かされた一件でした。
いつか本当の意味で「嫌いだ」と言われる時が来たらそれはどんなに恐ろしいことだろうかと考えながら、マメを抱き締めました。
Twitterもやってます。
今日マメ(息子)と007を少し観ていた時に悪役が数十人を銃乱射で一気に殺害するシーンがあってウワーと思ってたら、折り重なる死体を見て「どうしてみんな転んじゃったの?」と聞くので、凄惨な場面が途端にドリフのコントの様相を呈しました。
— ミユキ@EightDaysAWeek (@miyuki8d) 2015, 8月 7