Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

2人育児になって格段に育児スキルが上がったと思う最大の理由。

こんにちは、ミユキ(名字)です。

あけましておめでとうございます。
 

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こちら、本日外遊び後の兄妹お昼寝の図でございます。
 
※念のため説明すると、兄マメは妹アズキの後ろにいます。
 
いやー、2人同時に寝てくれると幸せですね。
 
 

思えば2人育児も1年が経過しました

最初は「どう考えても無理!」と思っていた2人育児も、1年3ヶ月目ともなるとだいぶ余裕を持ってこなせるようになってきました。
 
やはり、1人育児時代と比べると段違いに育児スキルが上がった実感があります。
 

育児スキルって何?

そもそも育児スキルって何なのだろうと考えました。
思えば、子育てビギナーだった頃にはできなかったことがたくさんできるようになりました。

1.長時間抱っこできる腕力・胆力

スーパーマーケットで片手に子どもを抱きながらカートを押すお母さんを見て「不可能!」と思っていましたが、
前に1歳抱っこ&背中に3歳半をおんぶして腕に荷物をぶら下げつつ保育園まで歩くことができるようになりました。
 

2.あらゆる場面・状況におけるオムツ替えスキル

いつ何時、たとえにおいを感じなくても「万一」を想定してそっと開封する読みの深さが身につきました。
オムツ替え台のない飲食店の狭いトイレでも、トイレ蓋の上でアクロバティックかつ速やかにオムツ替えできるようになりました。
 

3.あきらめ・鈍感さ・開き直り

思えば離乳食...
一人目の時→
離乳食1日目はおもゆから!1週間経ったら2品!中期には歯ぐきでつぶせるくらいの固さ!わ〜この離乳食サイト役に立つ〜ブックマークブックマーク!栄養バランスも考えなきゃね!
 
二人目の時→
食べられるか食べられないか、それが全て。
え、今離乳食何期かって?普通の米食べてます。
 
 
夜泣きも...
一人目の時→
なんで泣きやまないの?抱き方は?揺らし方は?背中トントンの強さは?子守唄はどの唄が効果的?真っ暗よりも月明かりくらいがいいのかな?暑い?寒い?オムツ?むしろ一旦起こして遊ばせた方がかえって早いかも?あ〜降ろしたらまた泣いた〜もう5時半だよ...
 
二人目の時→
あーはいはい、とりあえず抱っこはするけど重たいからソファ座るよ。はーい背中トントンな〜さてスマホでも見るか...→いずれ寝る
 
 
他にも色々ありますが、「やってもほとんど意味ない」ことがだいたい分かってくるのに加えて「とにかくやってる余裕がない」。
最低限子どもの命をつなぎ、家族の日常生活を送るためのこと以外は切り捨てるあきらめが身につきました。
 
 

でも、「育児スキル」に一番必要なのはテクニックじゃない。

こんな風に、できるようになったこと、たくさん思いつきます。
でも育児スキルが上がった最大の理由はいわゆるテクニックの部分じゃなくて、
 
「私は育児に100パーセントの力を出してフルコミットするんだ、という覚悟」
 
なんじゃないかと、私の場合は思います。
 
 
どういうことかと言いますと。
今にして思えば、私にとって1人育児時代はどこか逃げの姿勢があったように思います。
子どもに生活の全てを変えられて、ほとほと困らされて、これまでのショボい人生経験もほとんど役立たなくて。
そういう過酷な状況を正面から受け止めきれず、どこかに抜け道はないか、楽できないか、と考えていたかもしれません。
(当時はもちろん全力投球していたつもりなんですけど)
それは、「母親としての自分」ではなくて、今までの「自分だけの自分」を守りたいという、必死の思いでもあったと思います。
これまでのアイデンティティが崩れ落ちるんだから、そりゃめちゃくちゃ怖いし、嫌じゃないですか。
 
でも2人育児になるとマジで逃げ場がなくて、どうやってももう真正面向いて立ち向かうしかなくなりました。
「子持ちには見えない若々しさ」とか「バリキャリのキラキラワーママ」とか、そんな外っつらの良さを追い求めてる場合じゃない。
 
「この子達の母親であること」、をまず全力でやり遂げることだけが今の私の至上命題だ。
 
そういう覚悟が、2人目にしてようやく備わったのです。
 
 

何かに全力で取り組むということ

そういう経験って、例えば高校時代の部活だったり、大学受験だったり、きついノルマを課された営業職だったり、様々な場面で経験されている方も多いと思います。
でも私の場合、人生において本当に胸を張って「100%全力でやりきった」と言えることが今まで何もありませんでした。
もうとにかく自分に甘くて、ありものだけでのらりくらりと辻褄合わせつつ生きてきたんですよね。
そんな自分を心の奥底で恥じながらも、そのために努力する根性もなく、結局何も変わらないままでした。
 
でも今胸を張って「私は子育て頑張ってます」と言えるようになって、
あぁ、何かに全力で取り組むってマジで最高だなー、としみじみ思います。
 
高校時代にこの事実に気付いてたら第一志望の大学行けたな...
前職でこの意欲を発揮できてたらもっと稼げたな...
 
とか思わないでもないですが(笑)、
この怠け者の私を動かすのは、子ども2人必要なくらいの大仕事だったってことでしょうね...。
 
 

おわりに

子どもがいなかった頃、周囲の子持ち女性のことを
「なんかダサい」「所帯じみてる」「子ども中心の生き方かっこ悪い」
って思ってました。
 
私だけじゃないですよね、きっと。
若いうちは誰もがそう思うと思います。
 
だから
「たとえ母親になっても自分だけは「あっち側」へは行くもんか」
って思っていたけど、その決意が結局のところ自分を苦しめていたんでしょうね。
 
「母親でいいや。だって私、母親だもんな」
って開き直れたあたりで、視界が晴れて気持ちが楽になった気がします。
 
こんな私を見て、独身女性はかつての私がそうだったように「ミユキさんは所帯じみたな」なんて思うんでしょうね。
 
でもそれでいいんです。
私は母親だから。
 
 
 
 

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