子どもがひとりで歯みがきできるようになるまでのあまりにも長い道のりのこと
こんにちは、ミユキ(名字)です。
4歳になるマメ(息子)、長い道のりの末に遂にひとりで歯みがきができるようになりました。
今回はそこに至るまでのお話です。

イヤイヤ期に歯みがきしたがらないのは当たり前なんだけど…
イヤイヤ期の子どもに歯みがきをさせることの苦労と言ったら…。毎日毎日歯みがきいや!と言われ続け、あの手この手で歯みがきをさせた苦難の日々。
そんな戦いの末に訪れたイヤイヤ期の卒業。
オムツがはずれ、抱っこ抱っことグズる頻度が激減し、その他色々なことに聞き分けができるようになりました。
そして歯みがきも日課として受け入れられるようになり、歯みがきを促すとスムーズに始めてくれるように。
マメの場合はだいたい3歳半くらいの頃でした。
歯みがきはイヤじゃなくなった。それでもできない?
ところが、いざ歯みがきを始めるとマメの様子がおかしいのです。
最初は快調に歯みがきをしていたはずが、気付けばなんとなく元気がなくなって表情が消えていき、更には徐々に手の動きも鈍くなり、最後は虚ろなまなざしで歯ブラシを床に置いて、完全に動きが止まってしまうのです。
その一連の流れはさながら「人がやる気を失うまで」のプロセスを早送りで見ているかのよう。
最初のやる気はどこにいっちゃったんだろう?
とずっと疑問だったのですが、最近その壁を越えてすんなり歯みがきできるようになった姿を見て、ようやく気付いたことがありました。
歯みがきってそもそも技術的に難しい行為なのでは?
歯みがきしたくないんじゃなくて、難しいからできないだけなんじゃないか?
ということです。
私は歯みがきのやり方を
「上のよこ、反対がわのよこ、下のよこ、反対がわのよこ、さいごは前」
という風に歯の位置をざっくり5ヶ所に分けて磨くように伝えています。
でも今までは前や下ばかり磨いて、例えば上の奥歯は絶対にできませんでした。
それを私は「歯みがきがいやでわざとできないフリをしているんだ」と思っていたのですが、たぶん彼は彼なりに一生懸命やろうとしていたんですよね。
でも例えば上の奥歯の場合、「歯ブラシの向きを変えて上向きに力を加えて前後に動かす」という一連の動作が彼にはとても難しかったのだと思います。
「なんだかんだ毎日やってる事なんだから、さすがに歯みがきくらいできるだろう」と私は思ってしまっていたのですが…。
教訓
やる気はあっても難しくてできない。
それを、やる気がないと見なされて怒られるという理不尽…。
マメの自立心と自信を失わせるような態度を続けていたんだなと、今は反省しかありません。
4歳になった今では、これまでの悪戦苦闘が嘘のようにあっさりと上下左右を磨くマメですが、
きっとこれからも「やりたくない」んじゃなくて「やろうとしてるけどできない(でも親からすればできて当然に見える)」ことに数多くぶち当たるんだろうと思います。
その時に、あせらず苛立たず、できるようになる日を信じてのんびり地道に教え続けてあげられる親でありたいものです。
まあそれが難しいんですけども。