4歳の息子、映画館デビューする
こんにちは、ミユキ(名字)です。
4歳になったばかりの息子マメと2人で、初めて映画館に行ってきました。

きっかけ
夏風邪を引いて微妙な体調不良が続くマメ。
そのくせ元気はありあまっていて、外へ遊びに行きたいとグズグズ。
どうしたものかと困っているところへ、
「映画でも行けばいいんじゃない?あわよくば観ながら寝るかもしれないし」
という夫の一言が降ってきて決定。
選んだ作品は「ファインディング・ドリー」です。
夫はピクサー作品には興味がないとのことなので、アズキ(妹)のお守りは夫に任せて、私とマメだけで行くことになりました。
背景
我が家にはテレビがありません。
従ってマメのテレビ経験と言えば、祖母宅に半年間住まわせてもらっていた頃の夕方のEテレのみ。
一方で、映像鑑賞自体はYouTubeで慣れていて、洋楽のPVを見るのが大好き。
好きなアーティストはOne Direction、Maroon5などなど、ティーンエイジャーみたいな趣味です。
ただいずれにしても5分でサクサク見るようなものばかり。
120分もの長丁場を持ちこたえられるのでしょうか?
まぁ、ダメならばダメで出てくればいいさ!
というわけで、
「よし、今日は映画観に行こうか!」
「えいがってなに?」
「でっかいYouTubeだよ!」
という雑な説明のみで映画館へ。
いざ映画館!
いつも行くショッピングビルの、いつもは行かないフロアに映画館があります。
初めて目にする映画館に「マメ、ここ来たことない!」とテンションは上々。
気持ちを切らさないように、予めオンライン予約しておいたチケットをササッと発券。
映画に飽きてもある程度間を持たせられるだろうと、ポップコーンとアイスティーも購入。
映画館独特の雰囲気に「どきどきするねー」と嬉しそうでした。
しかし、真っ暗な場内に入ると少し怖がり始め、観客が少ないのもあって
「ここ、だーれもいないよ?」
「もう出ようよ」
と不安そうなので、膝の上に座らせました。
初めての映画は、やっぱり怖い
予告が終わるたびに「もうおしまい?」と聞かれ、「まだだよ」と返しているうちに、本編前のおまけショートアニメがスタート。
海辺に暮らす鳥の赤ちゃんが初めての海を体験するというストーリーで、セリフなし。
赤ちゃん鳥の視点から見たダイナミックな波の映像など、臨場感あふれる可愛いアニメだったのですが、大きな音や迫力のスクリーンに気圧されて「こわいよぅ」「めがいたいよぅ」と完全に及び腰に。
しかし、ピクサーはさすがでした
何とかなだめているところへ、ようやく本編がスタート。
魚たちが可愛く動いてしゃべる様子に心を惹かれたようで、集中して見始めました。
主人公が襲われたり激流に飲まれたりといった爆音の緊迫シーンは「うわっ、こわいねー!」と私から声をかけて不安を減らすようにしました。
それにしても、さすがキッズ向けアニメを研究しつくしているヒットメーカーだけあって、良く出来ています。
ダイナミックかつ細部まで作り込まれた映像は大人でも楽しめるし、数秒単位で視点やアクションが切り替わるので集中力の持たない子どもでも飽きずに見続けられます。
数分で完結するYouTube映像に慣れているマメが、見事にラストまで鑑賞しきりました。
とは言え、ストーリーに関しては「ドリーがパパとママを探している」ということくらいしか分かっていないようでした。
展開もセリフも速いので、このテンポに付いていって笑いどころで笑ったり泣きどころで泣いたりできるのは小学生以上かなという感じ。
逆にそのレベルの理解度でも見ていられるクオリティに、ピクサーは凄いなと思いました。
ポップコーンも集中力を持たせるのには効果的で、もりもり食べていました。
映画館で映画を見る喜び
我が家にはテレビがないため、他の子に比べると映像的な「物語」に触れる機会はとても少ないと思います。
絵本やお話はよく読むので「物語」に触れる総量には不足はないと思いますが、映像や音の持つダイナミックな魅力はなかなか伝えられていないのかな、と思っています。(どちらにもそれぞれ良さはあると思うのですが)
映画館での映像体験が、あの空間や雰囲気全部をひっくるめて「何だかワクワクして楽しいもの」として、マメ(息子)の「とくべつリスト」に入ってくれたらいいなぁ。
私自身が映画も映画館も大好きなので、つい思い入れが出てしまいます。
それにしても、4歳って映画館に行けてしまうんですね。
一緒に出来ることがどんどん増えて、ますます楽しくなってくるこの頃です。
それではまた。