Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

トコちゃんベルトの謎

こんにちは。

寒さが何よりも嫌いな私にとって最高の季節。
梅雨には入ってしまいましたが、梅雨ごとき、冬に比べたら可愛いものです。
雨にならいくらでも濡れてやりましょうとも。
 
さて、実は私、現在妊娠中です。
第二子を産むタイミングも色々悩み、まだ早いかな?と思いつつの決断でしたが、いざとなるとなかなか授からなかったりしたので、決断は早いに越した事はないなと思いました。
この辺はまた改めて機会があれば書こうかと思います。
 
 
マメ(息子)を妊娠した時よりも精神的にはのんびりしていますが、身体的には辛さが増しているような気がします…。
つわりは前回よりも重かったし、お腹が大きくなるのも早い感じ。
 
通勤片道1時間半。
電車が混み合っていると立ちっぱなしのことも多いですが、お腹の重みが下半身を攻め立てる状況が長引くと、深刻な問題が発生します。
 
このブログ、知人も読んでいるのでおおっぴらに書くのはとても憚られるのですが、妊婦は痔になります。
なるんですよ。
 
マメの時も妊娠後期から徐々に異変があり、出産時のとんでもない圧力によって悪化して、その後しばらくは地獄を見ました。
 
子宮の中の赤ちゃんは逆さま向いているので、頭蓋骨で母親の下半身を常に圧迫している状態。
母親としては言わば24時間いきみ続けているようなものなので、結果肛門付近が鬱血してしまうらしいです。
 
そして残念なことに今回も早くも兆候が現れ始めました。
うう、いやだ、産む痛みは終われば忘れるけど、痔の痛みはずっと続くんだもの。
 
 
そんな妊婦の強い味方が、実は腹帯。
 
妊婦帯とかマタニティベルトとかサポートガードルとか名称や形態は様々ですが、下腹部に装着してお腹を支え、足腰の負担を和らげるという用途は同じです。
 
 
さてこの、妊娠中に揃えるべきアイテムリストに必ず挙げられる腹帯ですが、私はマメの妊娠時には買いませんでした。
と言うのも、腹帯の効果は基本「腰痛軽減」なのですが、私は腰痛にならなかったからです。
(妊娠すると腰痛になる人も多いようです)
 
その代わりに買ったのが、妊婦なら誰もが聞いた事があるであろう、あの有名アイテム。
しかしてその実態もまた全く謎。
科学的エビデンスが確かな体系立った情報などなく、古い慣習や怪しげな体験談や無責任な記事や嘘くさいステマだらけの妊娠業界に放り込まれた無知な妊婦達の不安に見事に付け入ったマーケティングの勝者。
 
そう、トコちゃんベルトです。

 

トコちゃんベルトII 紺 Mサイズ

トコちゃんベルトII 紺 Mサイズ

 

 

 
これ妊婦以外誰も知らないでしょ。
まず何と言っても名前が怪しい。誰よトコちゃん。
開発したのは渡部信子という助産師の方。(名前トコちゃんじゃない…)
 
見た目もただの帯状の幅広サポーターで、凝ったギミックがあるようにも見えません。
 
 
このトコちゃんベルトは、ジャンル的には骨盤ベルトというものにあたり、妊娠出産による骨盤変形によるトラブルを防いだり、産後の回復をサポートしたりするといわれています。
 
実は、妊婦の骨盤は妊娠中から徐々に開き始め、分娩時にはこれがぐわーっと開き、赤ちゃんが産道を通るスペースを確保するようになっています。
 
骨格が変わるって普通に生きてたらあり得ない事ですが、そらそうでもせな、あんな大きさの赤ん坊が出て来れる訳ないでと思わず関西弁にもなります。
あの陣痛の激痛は骨盤が開く痛みでもあるんだろうなぁ。
 
 
でまぁ骨組みが変わる訳ですから産後も何事もなく終わるという事もなく、やっぱり腰回りが痛かったり、酷ければ立って歩けなくなるような人もいるそうです。
昔と比べて、農作業などの肉体労働が減った事で、足腰の弱い女性が増えこういう悩みも増えているとか。
日本人が農作業しなくなって何十年経つよって話ですが。
 
でまぁ足腰弱って骨盤の状態が悪くなると胎児の位置も悪くなり、酸素が行き届かないだとか成長を阻害するだとかいう脅し文句も並び、骨盤は全てを救う!的な感じで激推しされているわけです。
 
私の場合、2年前のマメ妊娠時はちょうど骨盤矯正が流行り始めた頃で、ママ芸能人がこぞって「産後の体型戻しにトコちゃんベルト愛用してます!」とステマっておりました。
妊娠による腰痛はなかった私も、産後の体型崩れという未知の恐怖には打ち勝てず、トコちゃんやらなきゃヤバい…という感じで洗脳され、母にプレゼントしてもらったのでした。(自分では買わないと)
 
 
 
例によって話がなかなか前に進みませんが。
そんな感じでトコちゃんベルトをゲットしたものの、いざ産後着けてみても、うーんイマイチ効いているのかよく分からん。
骨盤補正ベルトなので腰ではなく脚の付け根に装着するのですが、幅広で固めのベルトなので座りにくい、座るとずり上がってくる。
そしてトイレの度に外さないといけない。
蒸れて暑い。
服の下に着けても形が浮くし、服の上からだとモロ見え、そして見た目が可愛くない。
 
などなどのマイナス要素が体型崩れへの恐怖をあっさり凌駕し、いつの間にかお蔵入りとなってしまったのでした…。
 
でもせっかく母が買ってくれたので、次の妊娠・出産時には役立つかもしれないし、と一応とっておいたところ、
今回の妊娠では大活躍してくれることに!
それが冒頭述べた痔の件なのでした。
 
今回の妊娠では前回よりも早く症状が出始めており、
前回の産後の苦しみはもう二度と味わいたくない、これは早め早めの打ち手が必要だ、と思い調べる中で、
下腹部に負荷がかかって悪化するなら、負荷を軽減させてやればいいんじゃん?ということで、腹帯に思いが至ったのでした。
そしてネットで腹帯やマタニティガードルを探している中で、
腹帯って結構高いなぁー、数ヶ月しか使わないのにもったいないなぁー、何かで代用できればいいのに…ん…もしやトコちゃんベルト……?
と思い当たり、使ってみるとこれが効果てきめんだったのです。
 
 
いやー大っぴらに人には言えないけど困っている人多いと思うし、
トコちゃんベルト公式は、痔対策にもなるっていうことをもっとアピールした方がいいと思いました。
 
 
あと、前回は上手く装着できませんでしたが、慣れると一日中着けてデスクワークしていてもほとんどずり上がってくることもなくなりました。
 
産後しばらくまで、引き続きお世話になりたいと思います。トコちゃん。