Eight Days A Week - 働く母は週8日営業

元DeNAwebディレクター、現在北陸で夫と共にビジネスを営む35歳ワーキングマザー。マメ(息子・6歳)、アズキ(娘・3歳)、フットワークの軽すぎる夫との4人暮らし。

誰も教えてくれなかった産後の体の7大変化

「妊婦はいたわり、優しく接しましょう」

こんな共通理解が広く日本にも認知されるようになって久しいと思います。
妊娠の届けを役所に出すと、母子手帳と一緒に「お腹に赤ちゃんがいます」バッジもくれるので、街中でもあのバッジを見かける機会がとても増えました。
喜ばしいことです。

実際、妊娠すると体には色んな変化が起きて、夫はじめ周囲から色々と気遣ってもらえた事はとても嬉しかったです。
電車で席譲ってもらったりとかは本当に感謝でした。


だけどさ。
誰もさ、産後の事教えてくれなかったよ…。

産後こんなに酷い目に遭うなんて、誰も教えてくれなかったよ、マジで…。



てな事を以下の記事を読んでしみじみ思った訳です。
まさに満身創痍!産後の体の変化 | nanapi [ナナピ]

筆者が出産を迎えるにあたり、周りから言われたのは「とにかく陣痛は痛い!」ということだけでした。しかし、よくできたもので、陣痛の痛みはなぜかすぐに忘れてしまいます。

しかし、本当につらかったのは、出産のあとの体の変化に伴う不調。出産直後はまるで交通事故に遭ったときと同じくらいのダメージがある、と聞いたことがありますが、本当にその通り、まさに満身創痍です。こんなに色々あるなんて、誰も教えてくれませんでした。

ほんとその通りだよ!!!

と言う訳で、今後赤ちゃんをはらむ予定のある女性、奥様が出産される予定の男性はぜひ上記リンク先とともにこの記事も読んで頂けると幸いです。
産んでから「何これ!?」「こんなハズじゃなかった!」みたいな事にならないように。

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産後に起きる体の7大変化

1.産後の傷が痛い

これは痛かったです。本当に痛かったです。
出産と縁がないと知らない人が多いですが、出産時に多くの妊婦は会陰切開をします。
会陰切開とは、膣と肛門の間の皮膚を切って入り口を広げ、赤ちゃんが出て来やすいようにする事です。
読んでいるだけでも身の毛もよだつほど痛そうですよね。
でも出産時はそんな事どうでもいいほど出産そのものが痛いので、この切開の痛みというのはほとんど感じません。
※ちなみに私は切開する前に裂けました。

で、無事赤ちゃんが産まれたら、この傷を縫合してもらいます。
この傷がおよそ1ヶ月ほど、信じがたいほどに産婦を苦しめてくれます…。

キャパシティを遥かに超えて引っ張りに引っ張られた皮膚。
それだけでも十分痛んでいるのに、更にそこが裂けて、糸で縫合されている訳で…。
トイレに行く度に恐怖でした。

「痛いのは産む時だけやで〜、それに産まれた赤ちゃんの顔見たら痛かったのなんか忘れるもんや」

確かにそっちの痛みは忘れたけど、後々こんなに傷が痛むなんて聞いてなかったよ!

ちなみに縫合糸は約10日で溶けてなくなり、傷の痛みも1ヶ月ほどして徐々に治まりました。
今でも微妙に縫合跡がぷっくりしているような気がします。

2.痔

これもキツかったです。
妊娠中、特に妊娠後期には下半身にかなりの圧力がかかるため、痔になりやすいと言われています。
(私も例にもれずなりました…)
そして出産時、これまた大きな力が加わる&血液が集まることによって、痔が悪化します。
私の場合は、妊娠中に内側に出来ていた血瘤が出産のいきみで肥大化&外側に露出してしまったそうです。
会陰裂傷とのダブルパンチで、これも地獄の苦しみを味わいました。
トイレが怖かったよ…。

こちらは1〜2ヶ月で自然に治っていきました。

3.関節痛

なぜか関節痛にもなりました。
妊娠&出産によって妊婦の骨盤はぐぐっと開くそうですが、その影響なのか何なのか。
私の場合は、股関節と足首に痛みがありました。
筋肉痛と同様、体を長らく休ませた後=起床時が一番つらく、ペンギンみたいな歩き方に…。

最初は、産後家にいる事が多くて運動不足だからかとか、単に加齢による体の衰えじゃないかとか、色々悩みましたが、どうやら産後よくある症状らしいという事で我慢していたら、徐々に治って3ヶ月後くらいには痛みがなくなりました。

4.腱鞘炎(ばね指)

これは比較的ポピュラーな症状みたいですが、
首のすわらないぐにゃぐにゃの赤ちゃんを四六時中抱っこする事により、腱鞘炎を発症しました。
痛みを感じ始めたのは産後3週間ほどしてから。
私の場合は、まず手首が痛み、その後手のひら→指へと痛みが移動していきました。

この症状についても前知識がなかった私は整形外科に行きましたが、
お湯がブクブクしている容器に手を突っ込むとか、微弱電流みたいなのが流れているらしいパッドをあててもらうとか、まったく効かない軟膏を処方されるとか、結果何の役にも立たなかったので、市販の湿布を貼っていました。
とは言え日中はしょっちゅう赤ちゃんを抱っこするのに、その手に湿布が貼ってあるのは赤ちゃんに良くなさそうなので、湿布は就寝前に限っていました。
関節痛と同じくしばらく手を使っていない起床時が一番痛いので、これだけでもかなり効果がありました。
お金に余裕があればサポーターを作っても良いみたいです。(結構高いのよね…)

ばね指というのは腱鞘炎の一種で、指がこわばって伸ばしにくくなります。
まっすぐに伸びる手前で関節にビンっとばねのような抵抗があるため、ばね指というそうです。

腱鞘炎は未だに続いていますが、赤ちゃんの首がすわったおかげで手の負担が減ったらしく、今では軽快しています。

5.妊娠線・正中線のなごり

妊娠線とは、急激に膨らむお腹に皮膚が付いていけず細胞が裂けて出来る手術の縫合跡のような線です。
妊娠線については多くの妊婦が情報を見聞きすると思うし、妊娠線予防クリームなんかもたくさん出回っています。
妊娠線は完全に消えることはないと聞いていたので、私も結構気を遣っていました。
それでも少し出来てしまったのですが、いまではかなり目立たなくなっています。

もうひとつは正中線。これもまた「誰も教えてくれない」のひとつでした。
妊娠中期頃から、みぞおち〜下腹部にかけて、おへそを通るように、お腹の真ん中に縦一本の浅黒い線が出てきたのです。
妊娠後期にはかなりはっきりとした色になっていました。
調べたところ、人間の原初の細胞分裂のなごりだとか言われているらしいですが、よく分かりません。
お医者さんも「うん、まあ皆さん出来ますよ」とふわっとした回答しかくれませんでした。
こちらは産後お腹の皮膚が縮む事で更に色が濃く目立つようになり、かなり憂鬱でした。
こんなんじゃ一生ビキニ着れないじゃん…!
これも未だにお腹にうっすら残っています。

6.抜け毛

4ヶ月目くらいから、突如ガンガン毛が抜けるようになりました。
その他の症状と違い、産後しばらく経ってから起きるので、前知識がないとびっくりすると思います。
お風呂で髪を洗うたび、ホラー映画ばりに手に毛が抜けてくるので、不安になります。

これも個人差があるみたいですが、数ヶ月でおさまってくるようです。
その後また髪が生えてくると、短い毛がピンピンはねてスタイリングしにくいそうですが…。

7.性交痛

これ結構きつかったです。
産後一か月の検診でお医者さんから「セックスOK」のGOサインが出るのですが、
とてもじゃないけど普通には出来ませんでした。
いわゆるセックスの痛み(ぐりぐり圧迫される痛み)とは全く違っていて、無数の針で刺されるような今までに経験した事のない痛みです。
例えるなら、剣山を入れられているかのような辛さ。
外傷もなく腫れたりしているわけでもないのに、指で触れられるだけでもチクチク(なんて可愛いもんではない)するので、理由が分からず悩みました。
結局最初の数回は途中で諦めましたが、その後も少しずつ様子を見ながらトライしていって、今では何とか大丈夫です。

でもあの頃の獣みたいなセックスは出来ないわ…

(追記)実は、妊娠中と産後のセックスについてはちょっとしたエピソードがあります。そちらもよければどうぞ。
妊娠中に夫がセックスしてくれなかったので産後に地味な復讐をした話 - Eight Days A Week - 働く母は週8日営業


こんな悲劇になる前に!!

二人目の妊娠時はこの悲劇を踏まえて周到に対策を講じました。
おかげで二人目の産後は随分と楽になりました。
こちらの記事もぜひ!合わせて読んでみてください。
経産婦だからこそできた!産前から始める産後の美容&健康対策 - Eight Days A Week - 働く母は週8日営業



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